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【2026年度版】カラーコーディネーターとは?資格の種類・合格率・活かせる仕事を徹底解説

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「色」を扱う仕事に興味がある方や、ファッション・インテリア・商品企画などの分野でキャリアアップを目指す方の間で注目を集めているのが「カラーコーディネーター検定試験」です。色彩の知識を体系的に学べる検定として、デザイン業界だけでなく、営業・マーケティング・製造業など幅広いビジネスシーンで評価されています。

 

本記事では、カラーコーディネーター検定試験の概要から、スタンダードクラス・アドバンスクラスの違い、直近5年間の合格率データ、申し込みから結果発表までの流れまで、2026年度版として徹底的に解説します。これから受験を検討している方はもちろん、資格取得後のキャリアをイメージしたい方もぜひ参考にしてください。

 

カラーコーディネーターとは

 

検定の概要と実施団体(東京商工会議所)

 

カラーコーディネーター検定試験は、東京商工会議所が主催する民間資格です。色の基礎知識から、ビジネスの現場で色彩を実践的に活用するための応用力までを問う内容で、「仕事に役立つ実践的な色彩の知識を学ぶことができる検定試験」として位置づけられています。

商品開発やプレゼンテーション資料の作成、店舗の商品陳列、ファッションやインテリアのコーディネートなど、色にまつわる知識はあらゆるビジネスシーンで応用可能です。そのため、デザイン部門の人材育成試験として導入している企業も少なくありません。

※色に関する民間資格としては色彩検定協会(A.F.T)が主催する「色彩検定」も広く知られていますが、両者は実施団体・出題範囲が異なる別の検定です。混同しないよう注意しましょう。

 

スタンダードクラスとアドバンスクラスの違い

 

現在のカラーコーディネーター検定試験は、難易度の異なる2つのクラスで構成されています。

 

スタンダードクラス:色の基礎知識の理解を問うクラス。色彩に関するこれまでの学習経験を問わず、初めて色を体系的に学ぶ方に適しています。

 

アドバンスクラス:ビジネスの現場で実践的な知識・技能を発揮できる水準を問うクラス。ファッション、インテリア、工業製品、環境デザインなど、より専門性の高い分野の知識まで扱います。

 

両クラスとも受験資格に制限はなく、学歴・年齢・国籍を問わず誰でも受験可能です。また、スタンダードクラスに合格していなくてもアドバンスクラスから受験できるため、目的や実力に応じてクラスを選べる点も特徴です(ただし、同一試験期間中に同じクラスを重複して申し込むことはできません)。

 

旧1〜3級からの制度改定の経緯

 

カラーコーディネーター検定試験は、もともと1級・2級・3級の3階級制度で実施されていました。しかし、人口構成の変化やIT技術の急速な進歩、グローバル化の進展など社会環境が大きく変化するなかで、色に関しても専門知識だけでなく、デザイン・イメージ・プレゼンテーションまで含めた総合的なコーディネート能力が求められるようになったことを背景に、2019年3月1日に全面改訂が正式発表されました。2020年6月から新制度がスタートする予定でしたが、コロナウイルスの感染拡大時期と重なったため、全面中止が発表されました。仕切り直しとなり、2020年12月の「第49回試験」が最初の本試験となりました。

この改訂により、従来の1級・2級・3級は「スタンダードクラス」「アドバンスクラス」の2クラス制へと再編されました。また、カラーチャートはPCCS(日本色研配色体系)に基づくものとなり、配色に関する問題もPCCSを基準として出題されるようになりました。さらに、2021年からは自宅のパソコンで受験できるIBT方式が導入され、CBT方式では全国のテストセンターで受験できるようになりました。その後、2022年度からは従来のPBT(紙試験)からIBT・CBT方式へ完全に移行し、受験者は自分の環境に合わせて受験方式を選択できるようになっています。

 

引用

東京商工会議所検定サイト「カラーコーディネーター検定試験®」(https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/)/東京商工会議所ニュースリリース「カラーコーディネーター検定試験の全面改訂について」(https://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=1015192)

 

カラーコーディネーター検定試験の概要

 

試験方式(IBT/CBT)と試験時間

 

カラーコーディネーター検定試験は、以下の2つの試験方式から選んで受験します。

 

IBT方式(Internet Based Testing):自宅や会社などのパソコンとインターネット環境を使って受験する方式です。試験期間中であれば都合の良い日時を選べます。ただし、Windows 11またはmacOS最新版のパソコン(タブレット・スマートフォン不可)、Google ChromeまたはMicrosoft Edgeの最新版ブラウザ、上り下り5Mbps以上(目安10Mbps以上)の安定した回線、内蔵または外部のカメラ・マイク・スピーカーが必要です。また、他者やペットが映り込まない個室などの受験環境を用意する必要があります。

 

CBT方式(Computer Based Testing):全国各地のテストセンターに設置されたパソコンで受験する方式です。会場と日時を自分で選べるため、自宅にIBT受験環境を用意できない方や、外出先で受験したい方に向いています。

 

試験時間はスタンダードクラス・アドバンスクラスともに90分で、出題形式は多肢選択式です。

 

受験資格・受験料

 

受験資格に制限はなく、誰でも受験できます。学歴や年齢、実務経験なども問われません。

受験料はクラスと試験方式によって異なります。

CBT方式はテストセンターの利用料2,200円が別途上乗せされるため、IBT方式より高くなる点に注意しましょう。

 

合格基準

 

合格基準はスタンダードクラス・アドバンスクラスともに、100点満点中70点以上の得点です。相対評価ではなく絶対評価のため、受験者全体の出来にかかわらず、70点を超えれば合格となります。

 

出題範囲と公式テキストの構成

 

出題範囲は、東京商工会議所が発行する公式テキストの内容に準拠しています。クラスによって扱うテーマの幅と深さが異なります。

 

スタンダードクラス公式テキスト(B5判・全6章)

第1章 色の働き/第2章 光と色/第3章 色の伝達と記録の方法/第4章 配色と色彩調和/第5章 色が見える仕組みと色の心理的現象/第6章 色とビジネス

 

アドバンスクラス公式テキスト(B5判・全10章)

第1章 色の心理/第2章 身の周りの色を測る/第3章 色彩調和と配色/第4章 色覚の多様性とカラーユニバーサルデザイン/第5章 ビジュアルデザインのための色彩技術/第6章 ファッションと色彩/第7章 メイクアップ化粧品と色彩/第8章 インテリアと色彩/第9章 工業製品と色彩/第10章 環境と色彩

 

アドバンスクラスはスタンダードクラスの内容を土台にしながら、ファッション・インテリア・工業製品・環境デザインなど、業界別・分野別の実践的な色彩活用まで問われるのが特徴です。

 

引用

東京商工会議所検定サイト「受験案内・お申込み」「試験要項」「公式テキスト」(https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/exam-info/ibt.html、https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/exam-info/cbt.html、https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/pdf/color-gaiyou.pdf、https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/support/official-text.html)

 

直近5年間のカラーコーディネーター検定試験の結果

 

スタンダードクラスの受験者数・合格者数・合格率

 

スタンダードクラスの直近5年間(2021年度〜2025年度)の試験結果は次のとおりです。

 

年度 受験者数 合格者数 合格率
2021年度 4,728人 3,944人 83.4%
2022年度 5,917人 4,743人 80.2%
2023年度 5,253人 3,903人 74.3%
2024年度 4,259人 3,108人 73.0%
2025年度 4,060人 2,110人 52.0%

 

※参考:2026年度第1シーズン(第60回)は受験者1,564人、合格者818人、合格率52.3%となっており、2025年度以降は合格率が50%台前半で推移しています。

 

アドバンスクラスの受験者数・合格者数・合格率

 

アドバンスクラスは、年度によって結果の公表形式が異なるため、公式データで年度別の内訳が確認できる2023年度以降を中心に紹介します。

 

年度 受験者数 合格者数 合格率
2023年度 2,291人 1,119人 48.8%
2024年度 2,547人 1,158人 45.5%
2025年度 2,262人 694人 30.7%

 

※参考:2026年度第1シーズン(第60回)は受験者790人、合格者243人、合格率30.8%と、2025年度とほぼ同水準の合格率で推移しています。2023年度は約49%だった合格率が、2025年度以降は30%前後まで下がっており、直近で出題傾向や採点基準がより厳格になっている可能性がうかがえます。

 

クラス別の合格率比較から見る難易度

 

2つのクラスの合格率を比較すると、スタンダードクラスがおおむね50〜80%台で推移しているのに対し、アドバンスクラスは30〜50%台にとどまっており、アドバンスクラスの方が明らかに難易度が高いことがわかります。

また、両クラスに共通する傾向として、2021年度・2022年度は合格率が70〜80%台と高水準だったものの、2023年度以降は年々合格率が下がる傾向にあります。特に2025年度はスタンダードクラスが52.0%、アドバンスクラスが30.7%と、過去5年間で最も低い水準となりました。出題内容や採点基準の見直しが影響していると考えられるため、直近の試験ほど油断せず、公式テキストを使った基礎固めが重要になっています。

 

引用

東京商工会議所検定サイト「データ」(https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/about/data.html)ほか各年度の公表資料に基づき作成

 

申し込みから結果発表までの流れ

 

①申込期間と試験日程

 

カラーコーディネーター検定試験は、年2回(前期・後期)実施されています。2026年度は以下のスケジュールで実施されました(実施済みの回を含みます)。

 

第60回:申込期間 5月15日(金)〜5月26日(火)/試験期間 6月18日(木)〜7月6日(月)

第61回:申込期間 9月16日(水)〜9月29日(火)/試験期間 10月22日(木)〜11月9日(月)

 

例年、前期は5月に申し込み、6月中旬〜7月上旬に受験、後期は9月に申し込み、10月下旬〜11月上旬に受験するスケジュールで実施されています。申込期間は10日〜2週間程度と短いため、受験を検討している方は早めにスケジュールを確認しておくことをおすすめします。

 

②受験方式の選択

 

申し込みは、株式会社IBT総合研究所が提供するオンライン試験プラットフォーム「Excert」を通じて行います。申込時に、自宅や会社のパソコンで受験する「IBT方式」か、全国のテストセンターで受験する「CBT方式」かを選択します。

IBT方式を選ぶ場合は、指定のパソコン環境・通信環境・受験スペースを事前に準備しておく必要があります。CBT方式を選ぶ場合は、Excert上で希望の会場と日時を予約し、クレジットカードまたはコンビニ決済で受験料を支払います。

 

③試験当日の流れ

 

試験方式によって当日の流れが異なります。

 

IBT方式の場合

1.機器・通信環境・受験スペース・持ち物を確認

2.Excertサイトにログイン

3.試験委員による本人確認・受験環境確認

4.試験開始(90分)

5.終了後、システムが即時採点し、画面上に合否・得点が表示される

 

※IBT方式では、試験中の途中退席(トイレを含む)、飲食、会話、メモの作成などが禁止されており、違反すると失格になるため注意が必要です。

 

CBT方式の場合

1.試験開始予定時刻の10分前までに会場へ到着

2.受付にて本人確認(運転免許証やパスポートなど顔写真付き身分証明書が必須)

3.案内に従って着席し、試験開始(90分)

4.終了後、試験結果画面で合否・得点を確認

 

④結果発表とデジタル合格証

 

いずれの方式でも、試験終了後にシステムによって即時採点され、画面上に合否と得点が表示されます。合格者にはデジタル合格証が発行され、成績表は合否にかかわらず受験者に提供されます。デジタル合格証と成績表は、登録したメールアドレスに届く案内からウェブ上で確認できます。紙の合格証書が郵送されるのではなく、デジタル形式で合格証や成績表を確認できる点は、現在のカラーコーディネーター検定試験の特徴の一つといえるでしょう。

 

引用

東京商工会議所検定サイト「受験案内・お申込み」(https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/exam-info/ibt.html、https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/exam-info/cbt.html、https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/pdf/color-gaiyou.pdf)

 

まとめ

 

カラーコーディネーター検定試験は、東京商工会議所が主催する色彩の実践的な知識を証明できる資格です。2019年の制度改定により、基礎知識を問う「スタンダードクラス」と、実践的な応用力を問う「アドバンスクラス」の2クラス制となり、IBT・CBTという2つの試験方式から自分に合った受験スタイルを選べるようになりました。

直近5年間のデータを見ると、スタンダードクラスは50〜80%台、アドバンスクラスは30〜50%台で合格率が推移しており、特に2025年度以降は両クラスとも合格率が下がる傾向にあります。受験資格に制限がなく誰でもチャレンジできる一方で、公式テキストに沿った着実な学習が合格の鍵を握るといえるでしょう。

色の知識は、ファッションやインテリアといった専門分野はもちろん、商品企画やプレゼンテーション、営業提案など、幅広いビジネスシーンで役立ちます。色彩の知識を武器にキャリアの可能性を広げたい方は、まずはスタンダードクラスから、公式テキストを使った学習をスタートしてみてはいかがでしょうか。

 

引用

東京商工会議所検定サイト「カラーコーディネーター検定試験®」(https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/)

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