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2025.02.01
建築設計の業界とは?仕事内容や年収、資格を徹底解説!
「建築設計の業界に興味はあるけど詳しくは知らない」という方もいるでしょう。
そこで本記事では、建築設計の仕事内容や年収、資格を解説します。
建築設計士に向いている人の特徴も併せて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

建築設計の仕事内容
建築設計とは、建物や設備設計に関係する業務を包括的に表した言葉です。
技術士や建築士、建築事務所の職員などが建築設計に携わる業種となっています。
建築設計の仕事内容は、主に「意匠設計」「構造設計」「設備設計」の3種類です。
1つずつどのような内容なのかを見ていきましょう。
意匠設計
意匠設計は、建築物におけるデザインを決定する仕事です。
具体的には、クライアントから要望を聞き取り、理想的な間取りやデザインを考えます。
意匠設計者が作成した設計図を基に工事が進行するため、重要な役割を果たしているのです。
また、意匠設計者は構造設計者や設備設計者と連携して全体をまとめるリーダー役を担います。
そのため、スケジュール管理能力やリーダーシップも必要になるでしょう。
構造設計
構造設計は、「構造」の観点から建築物の設計に問題がないか確かめる仕事です。
具体的には、構造解析や部材検討、ディテールの検討、計算書の作成、申請業務、着工後の現場対応などが含まれます。
構造設計者は力学的なセンスやコミュニケーション能力を持ち、柔軟にスケジュール調整しながら効率よく仕事を進めなければなりません。
また、問題があった際に解決策を考案する「提案力」も求められます。
設備設計
設備設計は、建物として機能するために必要な電気・空調・音響・給排水設備などを適切に計画・設計する仕事です。
設備設計者は、省エネルギーや快適性を考慮しながら、建物のインフラ整備やデザインと機能の両立を図ります。
また、設備機器の選定時には、コストも考えなければなりません。
クライアントの希望と予算感を両立させるためにも、コスト管理力が求められます。
建築設計の年収
建築設計の年収は、木造建築士・二級建築士・一級建築士で異なります。
資格別の平均年収を見ていきましょう。
木造建築士
一般的に、木造建築士の平均年収は約250万から350万円です。
木造建築士の年収は、一級建築士や二級建築士と比べて低い傾向にあります。
なぜなら、3つの建築士の中で、扱える建築物の範囲が一番狭いからです。
しかし、近年では古民家リノベーションを専門とする設計事務所など、木造建築のスペシャリストとして活躍する人々が増えています。
古民家の再生には一般住宅にはない高度な技術が求められ、その結果、高額な受注が見込めるケースもあるのです。
ハウスメーカーや工務店だけでなく、リノベーション企業への就職も視野に入れ、自身のスキルを活かすことで、さらなる収入アップを期待できるでしょう。
二級建築士
続いて、二級建築士の平均年収は約350万から500万円です。
二級建築士が設計できる建物は3階建てまでで、木造であれば延床面積1000㎡以下、鉄骨造などの場合は100㎡以下と制限があります。
それでも二級建築士はほぼ全ての個人住宅を設計できるため、ハウスメーカーや工務店での業務において問題はありません。
さらに、役職が付きマネジメント能力が評価されれば、上記の年収を超える昇給も期待できます。
一級建築士資格の取得には時間と労力がかかるため、二級建築士としての収入で十分と考える人も少なくありません。
自身の目指す仕事や年収によって二級建築士をキャリアの通過点とするか、最終目標とするかは個人の選択次第です。
一級建築士
「平成29年賃金構造基本統計調査」によると、一級建築士の平均年収は約700万円です。
一級建築士になれば、建物の規模や構造に関係なく、全ての建築物を扱えるため、より大規模なプロジェクトに関わる機会も増えるので収入も上がります。
また、昇格基準に一級建築士の取得を設定している企業もあり、収入に直結する資格と言っても過言ではありません。
転職の際も一級建築士は求人数が多く、より好条件の企業を選択できる可能性が高まります。
参考:e-Stat「2019年賃金構造基本統計調査 」
現金給与額×12か月分+年間賞与その他特別給与額で算出
建築設計の仕事に役立つ資格
続いて、建築設計の仕事に役立つ資格を紹介します。
・木造建築士
・二級建築士
・一級建築士
・構造設計一級建築士
・設備設計一級建築士
建築設計士の資格は様々あるため、それぞれの違いを把握しておきましょう。
木造建築士
3つの建築士の中で、扱える建築物の範囲が一番狭いのが木造建築士です。
無資格から木造建築士を取得して、取り扱えるようになるのは延床面積100㎡以上300㎡までの2階建てまでの木造建築となっています。
木造戸建住宅のみを受注したり、古民家などの再生リノベーションに特化した職場で働く場合は、木造建築士の資格を活かせるでしょう。
二級建築士
国家資格の二級建築士を取得していると、建築物の設計や工事監理などを担当できます。
一級建築士と比較して、設計できる建物の規模と構造に制限がありますが、二級建築士も建築業界で大変優遇される資格です。
また、二級建築士として4年の実務経験があれば、一級建築士の受験資格が得られるので、建築士としてキャリアアップを目指す場合は、二級建築士資格を取得することをおすすめします。
一級建築士
一級建築士は、高層ビルから住宅まで物件規模を問わず設計を担当できます。
施工管理技士など、他の国家資格と比べ、非常に難易度の高い資格で、設計だけでなく施工やデベロッパーなど、幅広い分野で重宝されます。
構造設計一級建築士
構造設計一級建築士は、大規模な建築物を設計する際に必要な資格です。
大規模な建築物というのは、鉄筋コンクリート造(RC造)で高さ20m超えの建造物や、木造で高さ13mもしくは軒の高さが9m超えの建築物、鉄骨造で4階建て以上の建築物などが当てはまります。
構造設計一級建築士になるための条件は、以下の通りです。
・一級建築士として5年以上構造設計の業務に従事
・国土交通大臣の登録を受けた登録講習機関が実施する講習の課程を修了する
一級建築士は最短25歳でなれますが、そこから5年の構造設計の実務経験が求められるため、構造設計一級建築士になれるのは最短で30歳ということになります。
設備設計一級建築士
設備設計一級建築士も、構造設計一級建築士と同様に、大規模な建築物を設計する際に必要な資格です。
設備設計一級建築士が設計できるのは、3階建て以上かつ床面積が合計5,000㎡を超える建築物となります。
設備設計一級建築士になるための条件は、以下の通りです。
・一級建築士として5年以上設備設計の業務に従事
・国土交通大臣の登録を受けた登録講習機関が実施する講習の課程を修了する
設備設計一級建築士資格も、最短30歳で取得できます。
建築設計士に向いている人の特徴
最後に、建築設計士に向いている人の特徴を解説します。
・計画性がある
・クリエイティブなことが好き
・人とのコミュニケーションが得意
それでは見ていきましょう。
計画性がある
計画性がある人は、建築設計士に向いています。
なぜなら、建物の設計から竣工まで計画性を持ち、スムーズに進めることが重要だからです。
建築設計は、工程や予算、規格、法令などを考慮しながら計画を実行しなければなりません。
品質を損なわずに建築プロジェクトを進めるためには、計画性の高さが求められます。
クリエイティブなことが好き
ものづくりなどクリエイティブなことが好きな人も、建築設計士に向いています。
元々クリエイティブなことに興味があれば、建築設計の仕事にやりがいと楽しさを感じられるでしょう。
設計者は常に創造者です。
建物の外観や内部デザインを決定し、美しさと機能性を両立させる役割を果たします。
困難に直面しても、それを打開できる創造性を持ち合わせている人は、建築設計士に向いているでしょう。
人とのコミュニケーションが得意
建築設計の仕事は、自分一人で遂行できるものではありません。
クライアントや関係者と、適宜コミュニケーションを取りながら仕事を進めていくのが重要です。
考えた計画とクライアントの希望が異なった際は、自分の意見を押し通すのではなく、コミュニケーションを取り、両者が納得できる解決策を提案する力が求められます。
まとめ
本記事では、建築設計の仕事内容や年収、資格を徹底解説しました。
建築設計の仕事内容は、主に「意匠設計」「構造設計」「設備設計」の3種類です。
年収は資格により異なり、木造建築士の平均年収は約250万から350万円、二級建築士の平均年収は約350万から500万円、一級建築士の平均年収は約700万円となっています。
また、「計画性がある」「クリエイティブなことが好き」「人とのコミュニケーションが得意」という方は、建築設計に向いています。
建築設計の業界への就職を検討している方は、本記事で紹介した「建築設計の仕事に役立つ資格」を取得しておくと安心です。

