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2026.10.14
【2026年度版(最新)】2級建築施工管理技士とは?合格率・難易度・受検資格・試験日程を徹底解説
建築工事の現場で施工計画の作成や工程・品質・安全の管理を担う「建築施工管理技士」。なかでも2級建築施工管理技士は、満17歳以上であれば実務経験がなくても第一次検定を受験できるため、建設業界でキャリアをスタートする際におすすめの資格の一つです。
本記事では、2級建築施工管理技術検定の試験制度や受検資格、直近3年間の合格率、2026年度(令和8年度)の試験日程、合格発表までの流れについて解説します。
2級建築施工管理技士とは?取得するとできること
2級建築施工管理技士は、建設業法に基づく国家資格です。
2級建築施工管理技術検定は、第一次検定と第二次検定で構成されています。第一次検定に合格すると「2級建築施工管理技士補」、第二次検定にも合格すると「2級建築施工管理技士」を取得することができます。
2級建築施工管理技士を取得すると、建設業法上、工事現場への配置が義務付けられている「主任技術者」や、一般建設業の許可に必要な「営業所技術者」となるための要件を満たすことができます。
建設業許可を取得している会社にとって、工事現場に配置する主任技術者や、営業所に配置する営業所技術者を確保することは重要です。2級建築施工管理技士は、一定の要件を満たすことで、建築工事業などにおける主任技術者や、一般建設業の営業所技術者の資格要件となるため、建設業界で活用できる資格の一つといえます。
引用:「監理技術者制度運用マニュアルについて(国土交通省)」
「令和8年度2級 建築施工管理技術検定のご案内(一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部)」
2級建築施工管理技士になるための試験
第一次検定(2級建築施工管理技士補)
第一次検定は、建築学等、施工管理法、法規に関する知識を問うマークシート方式の試験です。年2回(前期・後期)実施されており、前期は第一次検定のみ、後期は第一次検定と第二次検定が実施されます。
第一次検定に合格すると「2級建築施工管理技士補」を取得することができます。
引用:「令和8年度2級 建築施工管理技術検定のご案内(一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部)」
第二次検定(2級建築施工管理技士)
第二次検定は、施工管理法に関する知識・能力を問う試験で、年1回(後期)のみ実施されます。第一次検定と第二次検定の両方に合格することで「2級建築施工管理技士」の資格が得られます。
第二次検定の申請時には、旧受検資格の場合「建築」「躯体」「仕上げ」の3種別から1つを選択します。
引用:「受検の手引(一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部)」
受検資格
第一次検定の受検資格は「試験実施年度に満17歳以上となる者」です。令和8年度の場合、生年月日が平成22年4月1日以前の人が対象となり、学歴や実務経験は問われません。
第二次検定の受検資格は、令和6年度の制度改正により「新受検資格」と「旧受検資格」が並存しています。
新受検資格では、2級第一次検定合格後に3年以上の実務経験、または1級第一次検定合格後(もしくは一級建築士試験合格後)に1年以上の実務経験が必要です。
旧受検資格は学歴と実務経験年数の組み合わせで判定され、大学(指定学科)卒なら1年以上、指定学科以外なら1年6ヶ月以上、短大・専門学校(指定学科)卒なら2年以上、高校(指定学科)卒なら3年以上、学歴を問わない場合は通算8年以上の実務経験が必要です。
旧受検資格による申請は令和10年度まで認められる経過措置となっています。
引用:「受検の手引(一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部)」
「令和8年度2級 建築施工管理技術検定のご案内(一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部)」
直近3年間の2級建築施工管理技術検定の試験結果
受検者数・合格者数・合格率の推移
直近3年間の受検者数・合格者数・合格率は以下のとおりです。
※第一次検定は前期・後期に分けて掲載しています。
| 年度 | 区分 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 令和8年度(2026年) | 第一次検定(前期) | 15,465人 | 7,249人 | 46.9% |
| 令和7年度(2025年) | 第一次検定(前期) | 13,049人 | 5,878人 | 45.0% |
| 令和7年度(2025年) | 第一次検定(後期) | 22,803人 | 8,285人 | 36.3% |
| 令和7年度(2025年) | 第二次検定 | 18,320人 | 5,991人 | 32.7% |
| 令和6年度(2024年) | 第一次検定(前期) | 13,664人 | 6,588人 | 48.2% |
| 令和6年度(2024年) | 第一次検定(後期) | 22,885人 | 11,550人 | 50.5% |
| 令和6年度(2024年) | 第二次検定 | 19,283人 | 7,851人 | 40.7% |
| 令和5年度(2023年) | 第一次検定(後期) | 27,116人 | 13,387人 | 49.4% |
| 令和5年度(2023年) | 第二次検定 | 21,859人 | 6,999人 | 32.0% |
引用:「一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部」(関連資料:資料2、資料3、資料4、資料5、資料6)
第一次検定の合格率について
第一次検定の合格率は、おおむね35〜50%台で推移しています。令和8年度前期は受検者15,465人に対し合格者7,249人で合格率46.9%となり、前年同期(45.0%)を上回りました。一方、令和7年度後期は36.3%と、令和6年度後期の50.5%から大きく下がっております。
令和7年度後期第一次検定の合格者の内訳を見ると、年代別では「21歳未満」が26.4%と最も多く、高校生が16.3%、専門学校生が9.0%を占めています。満17歳以上であれば第一次検定を受検できるため、在学中から第一次検定に挑戦する人も一定数いることがわかります。
引用:「2級建築施工管理技術検定第一次検定(後期)試験実施結果(一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部)」
「2級建築施工管理技術検定第一次検定(前期) 実施結果(一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部)」(関連資料:資料2)
第二次検定の合格率について
第二次検定の合格率は、令和5年度32.0%、令和6年度40.7%、令和7年度32.7%と、30〜40%程度で推移しています。令和7年度は受検者18,320人に対し合格者5,991人で、施工管理に関する知識や能力が問われるため、試験内容を踏まえた十分な対策が重要です。
引用:「2級建築施工管理技術検定第二次検定 実施結果(一般財団法人建設業振興基金)」(関連資料:資料2、資料3)
令和7年度第二次検定の合格者は、年代別では25〜29歳が18.5%と最も多く、次いで30〜34歳が15.7%、35〜39歳と40〜44歳がそれぞれ13.2%となっています。学歴別では大学卒が43.6%、高校・旧中卒が37.8%、職業別では建設業従事者が93.1%を占めており、これらのデータから、令和7年度の第二次検定合格者は、建設業に従事する人が大半を占めていることがわかります。
引用:「2級建築施工管理技術検定第二次検定 実施結果(一般財団法人建設業振興基金)」
試験内容と合格基準
第一次検定の検定科目・出題形式
第一次検定の検定科目は「建築学等」「施工管理法」「法規」の3科目です。出題形式は、建築学等と法規が四肢択一、施工管理法は知識問題が四肢択一、能力問題が五肢択一のマークシート方式となっています。令和8年度後期の検定時間は10時15分〜12時45分の2時間30分です。
引用:「受検の手引(一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部)」
第二次検定の検定科目・出題形式
第二次検定の検定科目は「施工管理法」で、施工管理法に関する知識・能力を問う問題や、施工経験に基づく記述問題などで構成されます。詳細な出題内容や検定時間は、年度ごとに公表される「受検の手引」で確認しましょう。
引用:「令和8年度2級 建築施工管理技術検定のご案内(一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部)」
合格基準
合格基準は第一次検定・第二次検定ともに「得点が60%以上」です。第一次検定は40問出題され、24問以上の正解で合格となります(令和8年度前期・令和7年度後期の確定基準)。なお、合格基準は問題の難易度等を踏まえて補正される場合があるため、毎回の確定値は公式サイトの発表を確認してください。
引用:「過去の受検状況・検定問題・合格基準(一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部)」(関連資料:資料2、資料3)
2026年度(令和8年度)の試験日程と合格発表までの流れ
前期(第一次検定のみ)の流れ
令和8年度の前期試験は第一次検定のみ実施されました。受検申請の受付は2月6日〜2月27日、試験日は6月14日(日)、合格発表は7月13日(月)でした。前期は第二次検定が実施されないため、第一次検定合格を目指す学生や、実務経験を問わず第一次検定に挑戦したい方に適した日程です。
引用:「令和8年度2級 建築施工管理技術検定のご案内(一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部)」
後期(第一次検定・第二次検定)の流れ
後期は第一次検定と第二次検定の両方が実施されます。受検申請はインターネット申請が6月29日(月)〜7月27日(月)、書面(郵送)申請が7月13日(月)〜7月27日(月)消印有効です。試験日は11月8日(日)で、第一次検定の合格発表は12月21日(月)、第二次検定の合格発表は令和9年2月5日(金)の予定です。
引用:「令和8年度2級 建築施工管理技術検定のご案内(一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部)」(関連資料:資料2)
受検手数料と試験地
受検手数料は、第一次検定のみ6,150円、第二次検定のみ6,150円、第一次・第二次検定を同時に申請する場合は12,300円(いずれも消費税非課税)です。試験地は、前期が札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄の10地区、後期はこれに青森・金沢・鹿児島を加えた13地区で実施されます。
引用:「令和8年度2級 建築施工管理技術検定のご案内(一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部)」
まとめ
2級建築施工管理技士は、満17歳以上であれば実務経験なしで第一次検定に挑戦でき、合格すれば「技士補」として早期にキャリアをスタートできる資格です。
第一次検定の合格率は35〜50%台、第二次検定は30〜40%程度で推移しており、いずれも「得点60%以上」が合格基準となっています。令和8年度後期は11月8日(日)に試験が実施されます。

