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2025.10.20
【展覧会情報】(石川:2025/10/18-2026/3/15) SIDE CORE Living road, Living space /生きている道、生きるための場所

SIDE CORE new land 2024 ©SIDE CORE
アートチームSIDE COREは、これまで東京を活動の舞台としながら、日本各地でもプロ ジェクトを展開してきました。そうした実践の背景には、2011年の東日本大震災を契機に実 感した「都市はあらゆる側面で他の地域に依存して成り立っている」という気づきがあります。 彼らはストリートカルチャーを「都市の公共空間における表現」にとどめるのではなく、「道= 異なる場所や価値観を媒介するもの」として再定義してきました。つまり、ストリートカル チャーを、都市の路上に閉じた表現ではなく、地域と地域をつなぎ、移動や文化の連鎖反応 に基づく表現運動として捉え直すことを試みています。本展は「道路」や「移動」という視点 から、「異なる場所をつなぐ表現」をテーマとしています。「道や移動」をテーマにした作品展 示に加え、展覧会ゾーンに期間限定で開設される無料のスペースなどを通し、美術館という 空間に別の「道」を開いていきます。さらに、ゲストアーティストを招聘し、スケートボードや グラフィティ、音楽イベントといったストリートカルチャーの表現を通して、制度に拠らない生 きる術を日常のなかに編み出し、それをグローバルなコミュニティで共有していく表現運動に フォーカスします。当館がさまざまな価値観や生き方が交差する場、つまり「生きている場 所」となることで、新たな関係を紡ぐ表現の可能性を提案します。
開催期間 | 2025年10月18日(土)~2026年3月15日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし10月27日、11月3日、11月24日、1月12日、2月23日は開場) 10月28日、11月4日、11月25日、12月30日~1月1日、1月13日、2月24日 |
会場 | 金沢21世紀美術館 展示室7~12、14、交流ゾーン |
入館料 | 一般 1,200円(1,000円) 大学生 800円(600円 小中高生 400円(300円 65歳以上の方 1,000円 |
公式ページリンク | https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=65&d=1828 |
1※本展観覧券は同時開催中の「コレクション展」との共通です
※( )内はWEB販売料金と団体料金(20名以上) ※当日窓口販売は閉場の30分前まで
主催 金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
助成 令和7年度 文化庁 我が国アートのグローバル展開推進事業
協力 アイランドジャパン株式会社、空き家研究所、アルスコンサルタンツ株式会社、 uroco aquarium works、株式会社 SGC、奥能登国際芸術祭実行委員会、 奥能登珠洲ヤッサープロジェクト、海浜あみだ湯、kurkku alternative、株式会社ゴールドウイン、 株式会社サインズドットコム、一般社団法人サポートスズ、珠洲市、株式会社仙台銘板、 株式会社中川ケミカル、西日本旅客鉄道株式会社、ニチエ株式会社、花紫、RAMPSHOP、 株式会社Linnas Design、ログズ株式会社
後援 北國新聞社
森田貴宏アーティスト写真 ©SIDE CORE
スティーブン・ESPO・パワーズ《Baltimore》2014
© Stephen ESPO Powers photo: Matthew Kuborn
細野 晃太朗《視-聴-覚》2022
炭化した建築廃材にてSIDE COREが描いた壁画
金沢 21世紀美術館プロジェクト工房、2025
© SIDE CORE