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2025.02.01

今さら聞けない転職面接のマナーとは?服装から入退室まで徹底解説

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皆さんは、転職面接の正しいマナーを知っていますか?

中には、「正しいマナーが分からない」という方もいるでしょう。

そこで本記事では、今さら聞けない転職面接のマナーを徹底解説します。

これから転職面接をする方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

転職面接でマナーは大切

 

転職面接時のマナーや振る舞いは、面接官が応募者を評価する1つの要素です。

マナーを知らないと、面接官から「社会人としての常識がない」と思われる可能性があります。

そのため、転職面接のマナーはしっかりと把握しておきましょう。

 

身だしなみ・持ち物のマナー

 

まずは、身だしなみ・持ち物のマナーを「髪型」「服装」「靴やカバン」「マスク」に分けて解説します。

 

 

髪型

 

髪型については、清潔感が最も重要です。

面接官に好印象を与えるため、髪の毛は清潔に整え、特に前髪が目にかからないようにしましょう。

女性の場合は、長い髪は1つにまとめるなどして、面接中に髪を触る必要がないようにします。

男性の場合は、短めに切って整えておくことが望ましく、寝癖には特に注意が必要です。

派手な髪色は避け、自然な黒髪か茶髪にしておくことをおすすめします。

元の髪色が明るめの方は、わざわざ髪を染める必要はありません。

しかし、不安がある方は、転職面接前に転職エージェントなどに相談すると良いでしょう。

 

服装

 

服装に関しては、リクルートスーツを基本とし、清潔感とビジネスマナーを意識した装いを心がけましょう。

スーツは濃紺や黒などのダークカラーを選び、シワや汚れがないように入念にチェックします。

ワイシャツは白を基本とし、ネクタイは派手すぎない無地や小紋柄を選びます。

女性の場合、スカートの丈は膝が隠れる程度が適切です。

アクセサリーは控えめにし、時計以外は極力着けないようにしましょう。

 

靴やカバン

 

靴やカバンは、面接での第一印象を左右する重要なアイテムです。

靴は黒の革靴を基本とし、必ず磨いて清潔な状態を保ちます。

かかとが擦り減っていないかなども確認しましょう。

スニーカーや、素足の見えるサンダル、ブーツなどはビジネスの場面には向きません。

また、カバンは黒やダークブラウン、紺などの革製やナイロン製を使用し、大きすぎず小さすぎないA4サイズが収まる程度のものを選びます。

カバンの中は、書類が折れ曲がらないように整理整頓しておきましょう。

 

マスク(着用する場合)

 

不織布マスクを使用し、必ず新品を着用しましょう。

色は白色か薄いグレーを選び、派手な色や柄物は避けます。

形は、プリーツ型、立体型のどちらでも問題ありません。

鼻からあごまでしっかりと覆い、面接中にずれないよう予めフィット感を確認しておきましょう。

話す際は口の開け方を意識し、声が籠もらないよう心がけてください。

また、2023年3月13日より、感染症予防のためのマスク着用が個人の判断にゆだねられるものとなりました。

しかし、転職面接時のマスク着用の有無は個人で判断せず、企業側から具体的な指示がある場合は、それに従ってください。

 

受付や訪問時のマナー

 

続いて、受付や訪問時のマナーを解説します。

 

・面接会場への移動時も見られている

・10分前に面接会場へ到着しておく

・待ち時間も挨拶を忘れない

 

それでは見ていきましょう。

 

 

面接会場への移動時も見られている

 

面接会場への移動時も見られているという意識は、非常に重要です。

駅やエレベーター、廊下での歩き方や立ち振る舞いにも気を配りましょう。

スマートフォンを見ながら歩くことは避け、姿勢良く、周囲に配慮しながら移動します。

会社の建物に入った瞬間から、すれ違う人すべてが面接官である可能性を意識し、挨拶や態度に気を配ることが大切です。

また、コート類は建物の外で脱ぎ、中表になるように持ちます。

雨の日の場合は、建物の外で傘の水気を取ってから長傘はベルトでまとめ、折り畳み傘は畳みましょう。

その後に、傘袋に入れるか備え付けの傘立てに入れてください。

 

10分前に面接会場へ到着しておく

 

10分前に面接会場へ到着しておきましょう。

余裕を持って行動するため、実際には20分前には会場付近に到着するよう計画を立ててください。

交通機関の遅延なども考慮し、時間に余裕を持って家を出ることが重要です。

到着後は、身だしなみを整える時間や、心を落ち着かせる時間として活用します。

もし、遅刻しそうな場合はすぐに企業へ連絡を入れましょう。

状況を説明してお詫びを伝えるとともに、到着見込み時間を伝えてください。

実際の到着見込み時間よりも、少し遅めに伝えておくと安心です。

 

待ち時間も挨拶を忘れない

 

待ち時間も挨拶を忘れないでください。

面接官だけでなく、受付担当者や警備員の方々への対応も評価の対象となります。

待合室で他の受験者と目が合った際も、軽く会釈をする程度の礼儀は必要です。

また、待ち時間中の姿勢や態度も観察されている可能性があるため、常に背筋を伸ばし、落ち着いた様子を保つよう心がけましょう。

スマートフォンは面接中に鳴らないよう、予め機内モードにするか電源を切っておいてください。

 

入室時のマナー

 

続いて、入室時のマナーを解説します。

 

・ノックは3回

・背中を向けずにドアを閉める

・入室後はすぐに挨拶をする

・椅子の横に立って待つ

・カバンは椅子の横へ置く

・姿勢良く座る

 

それでは見ていきましょう。

 

 

ノックは3回

 

ノックの数には諸説ありますが、ビジネスの場面では「ノックは3回」と覚えておきましょう。

力加減は強すぎず弱すぎず、相手にはっきりと聞こえる程度を心がけます。

ノックをした後は、「失礼いたします」と一呼吸置いてから、返事を待ちます。

焦って早く入室しすぎないよう注意が必要です。

 

背中を向けずにドアを閉める

 

面接官へ背中を向けずにドアを閉めましょう。

ドアノブを持ったまま後ろ向きにならないよう、体の向きに気をつけます。

ドアは静かに閉め、勢いよく閉めたり、音を立てたりしないよう注意してください。

この際、面接官の方々に視線を向けたまま、スムーズな動作を心がけます。

 

入室後はすぐに挨拶をする

 

入室後はすぐに挨拶をすることで、面接官へ好印象を与えることができます。

面接官の方を見て名前を伝えてから「本日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします」と一言添えてお辞儀をしましょう。

お辞儀は、浅すぎても深すぎてもいけません。

背筋を伸ばしたまま、30度程度前へ傾けてください。

また、挨拶する際の姿勢や表情も重要で、背筋を伸ばし、自然な笑顔を心がけましょう。

緊張のあまり声が小さくなったり、早口になったりしないよう注意が必要です。

 

椅子の横に立って待つ

 

面接官からの「どうぞ」という言葉があるまで、背筋を伸ばして椅子の横に立って待機します。

この間、手は体の前で軽く組むか、自然に体の横に添えておきます。

落ち着いた様子で待つことが大切で、そわそわと動いたり、周りを見回したりしないようにしましょう。

 

カバンは椅子の横へ置く

 

カバンは椅子の横に置くのが一般的で、倒れないように安定した状態を保ちます。

面接に必要な書類は予め取り出しておき、面接中にカバンを開ける必要がないよう準備しておくことが重要です。

また、コート掛けがない場合は、中表に畳んだ状態で自分の背中と椅子の背の間に置きましょう。

 

姿勢良く座る

 

姿勢良く座ることは、面接全体を通じて意識すべき重要なポイントです。

背筋を伸ばし、椅子の背もたれから少し離れて座ります。

足は女性の場合は膝を揃え、男性の場合は足を軽く開いて座ります。

また、女性の場合は両手を軽く揃えて膝の上に置き、男性の場合は両手を太ももの上に自然におきましょう。

 

面接時のマナー

 

続いて、面接時のマナーを解説します。

 

・明るい表情で元気よく答える

・両手で名刺を貰う

・結論→理由の順番で話す

 

それでは見ていきましょう。

 

 

明るい表情で元気よく答える

 

明るい表情で元気よく答えることは、コミュニケーション能力を示す重要な要素です。

質問の内容をしっかりと理解し、考えをまとめてから答えるようにします。

声のトーンは明るく、適度な大きさを保ち、面接官全員に聞こえるよう心がけましょう。

 

両手で名刺を貰う

 

名刺は両手で貰ってください。

名刺を受け取る際は、相手に近づきすぎないよう適度な距離を保ちながら、軽く頭を下げて「ちょうだいします」と言います。

受け取った名刺は、テーブルの上に丁寧に置き、面接終了まで大切に扱いましょう。

 

結論→理由の順番で話す

 

結論→理由の順番で話すことは、ビジネスの基本的な話法として重要です。

まず結論を明確に述べ、その後に理由や具体例を説明することで、面接官に理解しやすい回答となります。

長々と説明してから結論を述べるのは避け、簡潔で分かりやすい説明を心がけましょう。

 

退出時のマナー

 

最後に、退出時のマナーを解説します。

 

・忘れ物に注意する

・エレベーターのドアが閉まるまで気を抜かない

 

それでは見ていきましょう。

 

 

忘れ物に注意する

 

面接が終了したら「本日はありがとうございました。」と面接官へ感謝を伝え、荷物を持って退出します。

この際に忘れ物をしないようにしてください。

受け取った名刺や傘、マフラーなどは忘れやすいため注意しましょう。

 

エレベーターのドアが閉まるまで気を抜かない

 

お辞儀をしながらエレベーターに乗り込み、ドアが完全に閉まるまでは姿勢を崩さないようにします。

会社の建物を出るまでは、常に誰かに見られている可能性があることを意識し続けることが大切です。

 

まとめ

 

本記事では、今さら聞けない転職面接のマナーを徹底解説しました。

本記事で解説した「身だしなみ・持ち物のマナー」「受付や訪問時のマナー」「入室時のマナー」「面接時のマナー」「退出時のマナー」をしっかりと頭に入れ、転職面接に臨みましょう。

 

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