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2025.01.13

転職面接で使える逆質問例35選!「何か質問はありますか?」と適切な答え方

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転職面接では、ほぼ必ず逆質問をするタイミングがあります。

そこで本記事では、転職で使える逆質問例を紹介します。

転職面接を控えている方は、本記事を参考に逆質問例を考えてみてください。

 

 

面接官が逆質問する理由

 

面接官が逆質問する理由は、以下の通りです。

 

・入社意欲・志望度の高さを確かめるため

・コミュニケーション能力を確かめるため

・社風や仕事内容との相性を確かめるため

・転職者の疑問や不安を解消するため

 

それぞれ一つずつ見ていきましょう。

 

 

入社意欲・志望度の高さを確かめるため

 

面接官は、転職者の入社意欲・志望度の高さを確かめるために逆面接します。

入社意欲・志望度が高ければ、単なる表面的な質問ではなく、組織のビジョンや将来の成長戦略など具体的な業務内容について深く掘り下げた質問をするはずです。

面接官は、転職者の逆質問内容で、自社に長く貢献してくれる人材かどうかを判断しています。

 

コミュニケーション能力を確かめるため

 

面接官は、コミュニケーション能力を確かめるためにも逆質問を活用します。

質問の構築力や論理的思考、言葉の選び方、説明の明確さは、多くの職場で求められる重要なスキルです。

候補者がどのように質問を組み立て、専門用語を適切に使い、複雑な概念を簡潔に伝えられるかは、将来の仕事における協働や顧客対応の能力を予測する重要な指標となります。

また、質問中の非言語コミュニケーション、話し方のトーン、自信の度合いも、面接官は注意深く観察します。

 

社風や仕事内容との相性を確かめるため

 

社風や仕事内容との相性を確かめるために、面接官は逆質問を通じて組織との適合性を探ります。

候補者が発する質問は、その人の価値観や仕事に対する姿勢、チームワークへの理解を映し出す鏡のような役割を果たします。

例えば、チームの協働性や仕事の柔軟性、キャリア成長の機会に関する質問は、その転職者が組織文化をどの程度理解し、共感しているかを示します。

また、質問の内容から、転職者が仕事をどのように捉え、どのような期待を持っているかが分かります。

 

転職者の疑問や不安を解消するため

 

応募者の疑問や不安を解消するために、逆質問の時間を設けている場合もあります。

就職活動は転職者にとって大きな決断であり、多くの不安や疑問が生じます。

給与体系や職場環境、キャリアパス、具体的な業務内容、チームの雰囲気など、転職者が知りたい情報を率直に共有することで、相互理解を深めることが可能です。

オープンで透明性の高いコミュニケーションは、転職者の不安を払拭し、組織への信頼感を高めます。

また、面接官にとっても、転職者の疑問に丁寧に答えることで、組織の魅力を伝え、優秀な人材を引き付ける絶好の機会となるのです。

 

逆質問のNG例文

 

続いて、逆質問のNG例文を紹介します。

 

・仕事への意欲が感じられない

・自信がない・自信過剰である

・リサーチ不足である

 

それぞれの場合に分けて、NG例文を見ていきましょう。

 

 

仕事への意欲が感じられない

 

【NG例文】

・残業はどれくらいありますか?

・有休はしっかり使えますか?

・休日に社員同士の交流はありますか?プライベートと仕事を分けたいので、あまりそういう場には参加したくないのですが…

 

働く条件面や待遇面について確認したい場合は、まず会社の仕事内容について質問しましょう。

そして、その後に「仕事と育児を両立したいと考えています。長く働き続けるためにお聞きしたいのですが…」と、働く条件面や待遇面について聞きたい理由を明確にしてから質問してください。

 

自信がない・自信過剰である

 

【NG例文】

・私にはみんなをまとめる力がありません。チームリーダーにならずに働くことはできますか?

・営業は一人ではなく二人で行きますよね?一人だとちょっと不安で…

・私の英語はネイティブレベルです!この才能を活かせる仕事はありますか?

 

上記のように、自信がない、もしくは自信過剰だと捉えられる質問は控えましょう。

 

リサーチ不足である

 

【NG例文】

・御社の創業はいつですか?

・御社がモットーにしていることは何ですか?

・外国にも事業展開していると伺いました。どの国へ事業展開しているのでしょうか?

 

会社のホームページなどを見ればすぐに分かるような質問は、しないようにしましょう。

 

一次面接の逆質問OK例文・ポイント

 

ここからは、一次面接の逆質問OK例文とポイントを解説します。

 

 

一次面接の面接官

 

一次面接では、応募部署の現場社員やマネジャー、人事部採用担当が面接官を担うことが多いです。

 

一次面接の面接官が評価するポイント

 

一次面接の面接官が評価するポイントは、以下の通りです。

 

・ビジネスパーソンとしての最低限な能力があるか

・会社に必要な基本的なスキルは備わっているか

・今いる社員と協働しながら即戦力で活躍できそうか

 

一次面接では、現場の社員だからこそ分かる内容の質問をしましょう。

 

一次面接の逆質問OK例文

 

一次面接の逆質問OK例文を見ていきましょう。

 

社風

 

【OK例文】

・〇〇部の責任者の方はどのようなお人柄ですか?

・私と同世代の社員の特徴を教えてください。

・前職では〇〇という観点に注力してメンバーマネジメントを行って参りましたが、御社で特に重要視している考えはございますか?

 

業務内容

 

【OK例文】

・一日の具体的な業務スケジュールを教えてください。

・御社で活躍されている方の共通点を教えてください。

・このポジションに求める人柄やミッションを教えてください。

 

スキル

 

【OK例文】

・〇〇の資格を所持しているのですが、御社の業務の中で活かせるでしょうか?

 

労働条件

 

【OK例文】

・体力には自信がありますが、御社の業務時間について教えてください。

・育児との両立をして長く働きたいと考えています。御社の残業時間の平均はどれくらいでしょうか?

 

二次面接の逆質問OK例文・ポイント

 

続いて、二次面接の逆質問OK例文とポイントを解説します。

 

 

二次面接の面接官

 

二次面接では、中堅社員や現場の管理職が面接官を担うことが多いです。

 

二次面接の面接官が評価するポイント

 

二次面接の面接官が評価するポイントは、以下の通りです。

 

・今いる社員と協働しながら即戦力で活躍できそうか

・知識やスキルが十分にあるか

・会社の社風に合っている人材か

 

二次面接では業務内容だけではなく、部署が目指す方針など管理職だからこそ聞ける内容を質問しましょう。

 

二次面接の逆質問OK例文

 

社風

 

【OK例文】

・将来的には、事業部責任者などのポジションを目指したいと考えています。御社に転職して現在活躍している人の特徴を教えてください。

・チームワークのために御社で大切にしている考えはございますか?

・私は社員と良い関係性を築いていきたいと思っています。配属先の雰囲気を教えてください。

・私は様々な部署の方とも交流することで業務に活かせると考えています。御社にはそのような交流を深める機会はございますか?

・即戦力として活躍したいと考えているのですが、入社前に身につけておくべき知識や、入社後に習得すべきスキルなどがあれば教えてください。

・◯◯部署が目指している方針を教えてください。

 

業務内容

 

【OK例文】

・入社後に担当させていただく業務内容を具体的に教えていただけますでしょうか。

・できる限り早く独り立ちしたいと考えているのですが、入社後はどのくらいの研修期間を経た後に実際の業務へ移行できるのでしょうか?

・中途入社された方は、どのくらいの期間で成果を出されていますか?

 

スキル

 

【OK例文】

・入社するまでに学んでおくべきことがあれば教えてください。

・御社で活躍している方の特徴を教えてください。

・御社が中途入社社員に対して期待している点があれば教えてください。

 

労働条件

 

【OK例文】

・本社は〇〇ですが、勤務地の希望はできるのでしょうか?

・個人差はあると思いますが、転勤のサイクルはどれくらいでしょうか?

 

事業

 

【OK例文】

・現在〇〇事業はアジアへ進出されていますが、今後の海外への事業展開について伺ってもよろしいでしょうか?

・私は御社の〇〇のヘビーユーザーだったのですが、このサービスを開始されるに至った経緯をお聞かせいただけますでしょうか?

・競合の〇〇とはどのような差別化をしていらっしゃいますか?

 

最終面接の逆質問OK例文・ポイント

 

次に、最終面接の逆質問OK例文とポイントを解説します。

 

 

最終面接の面接官

 

最終面接では、配属部署の責任者や役員が面接官を担う場合が多いです。

 

最終面接の面接官が評価するポイント

 

最終面接の面接官が評価するポイントは、以下の通りです。

 

・会社の方向性に合っているか?

・入社意欲は高いか

・人柄に問題はないか

 

最終面接の逆質問OK例文

 

事業

 

【OK例文】

・元々御社の〇〇サービスのヘビーユーザーだったのですが、その後〇〇事業も展開されていることを知りました。この2つのサービスを展開されるに至った経緯をお伝えいただけますでしょうか?

・現在御社の主力サービスは〇〇だと認識しております。今後その他に主力となりうるサービスについてお聞かせいただけますか?

▼最終面接で聞いても問題ない内容

 

・競合の〇〇とはどのような差別化をしていらっしゃいますか?

・現在〇〇事業はアジアへ進出されていますが、今後の海外への事業展開について伺ってもよろしいでしょうか?

・御社で活躍している方の特徴を教えてください。

・私は様々な部署の方とも交流することで業務に活かせると考えています。御社にはそのような交流を深める機会はございますか?

 

企業理念

 

【OK例文】

・御社の理念である〇〇を企業理念にしようと考えられた背景を伺ってもよろしいでしょうか?

 

経営方針

 

【OK例文】

・御社が5年後、10年後に描いているビジョンを教えてください。

・中途社員に期待することを教えてください。

 

逆質問する際のポイント

 

最後に、逆質問する際のポイントを解説します。

 

・すでに話したことは質問しない

・「特にありません」とは答えない

・質問の中にアピールポイントを入れる

 

 

すでに話したことは質問しない

 

面接内で、すでに話したことは質問しないでください。

面接ではコミュニケーションスキルも評価されているため、「人の話をちゃんと聞けない人なのかな?」と思われてしまうかもしれません。

誤解されないように、面接官の話はしっかりと聞いておきましょう。

 

「特にありません」とは答えない

 

転職面接では、逆質問を通じて企業への入社意欲や志望度の高さを確認しているため、「特にありません」と答えないでください。

このように答えると、「あまり興味がないのかな」「意欲を感じられない」と捉えかねません。

転職面接を受ける前には、逆質問の内容を5つ程度考えておくと良いでしょう。

 

質問の中にアピールポイントを入れる

 

逆質問の中に、自分の強みや経験を織り交ぜることで、面接官に自分の価値を印象付けることができます。

例えば、「御社の新プロジェクトについて、私の過去の類似プロジェクト経験から、どのようなアプローチが効果的だと考えられますか」といった質問は、知識と経験を同時にアピールする絶好の機会となります。

転職面接では、自然な流れで自己アピールすることが重要です。

 

まとめ

 

本記事では、転職活動で使える逆質問例を紹介しました。

転職面接する前には、本記事を参考にオリジナルの逆質問を複数考えておきましょう。

 

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