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2025.01.13

転職の志望動機・志望理由の書き方を徹底解説!NG例文あり

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志望動機・志望理由は、採用担当者が採否を決定する上で、重要なポイントです。

そこで本記事では、転職の志望動機・志望理由の書き方を解説します。

NG例文も併せて紹介しますので、転職希望の方はぜひ最後までご覧ください。

 

志望動機とは?

 

志望動機とは、「応募先の企業で働きたいと思った理由」のことです。

企業は転職者から志望動機を聞くことで、自社への志望度の高さや、仕事への理解度を評価しています。

そのため、志望動機は、応募先の企業についてよく調べ、どこに興味を持ったのかを具体的に書く必要があります。

 

志望動機・志望理由の書き方のポイント

 

志望動機・志望理由の書き方のポイントは、以下の通りです。

 

・転職理由と企業の魅力を関連させる

・オリジナルの内容を入れる

・自分の強みを入れる

・文章量は提出方法により調整する

 

それぞれ1つずつ見ていきましょう。

 

 

転職理由と企業の魅力を関連させる

 

志望動機を書く際は、転職理由と企業の魅力を関連させましょう。

単に現在の会社の課題や不満を述べるのではなく、応募先の企業だからこそ実現できる自身のキャリアビジョンや成長への期待を論理的に結びつけることが大切です。

例えば、現在の仕事で培ったスキルを活かしつつ、新しい環境でさらなる挑戦や学びを求めている状況を、応募企業の事業特性や企業文化と絡めて説明しましょう。

そうすることで、オリジナルで説得力のある志望動機を作れます。

 

オリジナルの内容を入れる

 

志望動機には、オリジナルの内容を入れてください。

誰もが書きそうな定型文や表現を避け、自分ならではの具体的なエピソードや経験を織り交ぜましょう。

企業の事業内容や企業理念を深く調査し、それらと自分のキャリアや価値観がどのように接続するのかを独自の視点で語ることが効果的です。

例えば、企業の特定のプロジェクトや社会的な取り組みに共感した経緯や、その企業だからこそ実現したいと考えている自身の目標などを、具体的かつストーリー性のある形で表現してください。

そうすることで、書類選考を通過する可能性を高められます。

 

自分の強みを入れる

 

志望動機には、自分の強みをアピールしましょう。

単なるスキルや経験の羅列ではなく、それらがどのように企業の課題解決や成長に貢献できるかを明確に示すことが重要です。

自分の強みを抽象的に述べるのではなく、具体的な成功体験や数値的な成果と紐づけて説明することで、より説得力が増します。

また、企業が求める人材像を理解し、自分の強みがそれとどのように合致するのかを論理的に説明してください。

そうすることで、採用担当者に自分の価値を効果的にアピールできます。

 

志望動機に書ける自分の強みの例文

 

志望動機に書ける自分の強みの例文を、5つ紹介します。

 

【データ分析力を活かした課題解決】

 

私の最大の強みは、複雑なデータを的確に分析し、具体的な経営改善提案に結びつける能力です。

前職の営業部門では、顧客行動データを詳細に分析し、成約率を20%向上させた実績があります。

数字の背後にある本質的な課題を読み解き、戦略的な提案ができることが、私の強みとなっています。

 

【プロジェクトマネジメント力】

 

私の一番の強みは、マネジメント能力です。

これまでに、異なる部署の10名以上のメンバーを巻き込み、納期厳守で大規模システム導入プロジェクトを成功に導いた経験があります。

メンバーの強みを引き出し、チーム全体のモチベーションを高めながら目標を達成する点で、高い評価を得てきました。

 

【コミュニケーション&課題解決能力】

 

技術的な専門知識と、それを非専門家にもわかりやすく翻訳する能力が私の強みです。

前職では、エンジニアと経営層の間に立ち、複雑なIT戦略を分かりやすく説明し、重要プロジェクトの意思決定を円滑に進めました。

専門性の高い知識と、それを伝える柔軟なコミュニケーション力が、私の大きな武器となっています。

 

【イノベーション能力】

 

常に新しいアプローチを模索し、既存の枠組みにとらわれない発想力が私の強みです。

前職では、従来の業務プロセスを抜本的に見直し、業務効率を30%改善する新しいワークフローを提案・実装しました。

変化を恐れず、常に最適解を追求する姿勢が、私の最大の特長となっています。

 

【グローバル対応力】

 

異文化理解と柔軟な適応力が私の強みです。

海外拠点との複数のプロジェクト経験を通じて、言語の壁を超えて効果的なコミュニケーションを取り、国際的なチームの成果につなげてきました。

単なる語学力だけでなく、文化の違いを理解し、互いの強みを活かしながらプロジェクトを推進できる点が、私の大きな特徴です。

 

文章量は提出方法により調整する

 

志望動機の文章量は、提出先の要件や媒体に応じて柔軟に調整してください。

例えば、Webの応募フォームでは文字数制限があるため、最も伝えたい要点に絞って簡潔に記載し、履歴書や職務経歴書では、より詳細な説明が可能となります。

逆に、手書きの書面では、丁寧で読みやすい文字と適度な文量が求められます。

常に読み手の立場に立ち、読みやすさと情報の充実度のバランスを意識することが大切です。

書面で伝える場合、志望動機の書き方は主に2種類あります。

1つ目は、職務経歴書の冒頭に5行程度に集約して書く方法です。

そして2つ目は、職務経歴書とは別にA4用紙1枚程度の「志望動機書」を作成する方法です。

もし、履歴書にも志望動機を書く欄がある場合は、「志望動機書」と内容が被っても構いません。

ただし、できるだけ簡潔に記載するようにしましょう。

 

志望動機・志望理由のよくあるNG例文

 

ここからは、志望動機・志望理由のよくあるNG例文を紹介します。

同じような失敗をしないためにも、この章の内容をしっかりと学んでおきましょう。

 

「貴社の理念に共感しました」

 

企業理念に共感したこと自体は悪くありません。

 

しかし、どこに共感したのかを面接で問われた際に、具体的に返答できないと面接官にマイナスな印象を与えてしまいます。

企業理念の「どのような点に共感したのか」、「なぜ共感したのか」を、自分の考えや経験をもとに「共感」の根拠を具体的に示しましょう。

 

「貴社のサービスは大変便利で…」

 

これも、食品や日用品などの消費者向け商材を扱う企業で、よくあるNG例文です。

ただ「サービスが便利」「使い勝手がいい」「美味しい」と記載するだけでは、志望動機として利用できません。

サービスの「どのような点が使い勝手が良いと思ったのか」、「なぜそう思ったのか」を、具体的に伝えることが重要です。

さらに、そこに自分の知見を加え、改善点を提案できると、面接官に「よく分析できている」「自社で活躍してもらえそうだ」と好印象を与えられます。

 

「プライベートと両立させたいので…」

 

志望動機では、待遇や条件面に焦点を当てるのは避けましょう。

休みや残業時間などについて強く言及すると、面接官に「やる気がないのかな」と思われてしまいます。

待遇や条件面に触れる際は、転職を考えたきっかけとして伝える程度に留めるのが無難です。

 

「貴社で学ばせてください」

 

「貴社で学ばせてください」と記載すると、面接官に「他人任せ」な印象を抱かせてしまうかもしれません。

「今までの経験に固執せず、良いものは積極的に取り入れていきたい」と言えば、謙虚さや真摯さが伝えられるでしょう。

 

シチュエーション別の志望動機・志望理由の例文

 

最後に、シチュエーション別の志望動機・志望理由の例文を紹介します。

 

・未経験職種への転職

・第二新卒での転職

・同職種への転職

・ブランクからの再就職

 

それでは1つずつ見ていきましょう。

 

 

未経験職種への転職

 

前職の販売職での経験を通じて、数字の背景にある本質的な価値を理解する力を培ってきました。

営業として顧客との交渉や売上管理を重ねるなかで、財務数値の重要性と、それらが経営戦略にどのように影響するかを深く学びました。

そして、私も経理職に就きたいと思い、在職中に簿記3級の資格を取得しました。

販売職で培った顧客視点と、数字に対する鋭い洞察力を、経理の世界で活かしたいと考えています。

 

第二新卒での転職

 

大学で学んだ専門知識と、複数のインターンシップでの経験を通じて、前職で業界の最新トレンドと実践的なスキルを身につけてきました。

未知の領域にチャレンジする勇気と、常に学び続ける姿勢が私の特長です。

貴社の事業領域で、自分の可能性を最大限に発揮し、組織に貢献したいと強く考えています。

 

同職種への転職

 

私は今まで、居住用マンションの不動産営業をしてきました。

しかし、年功序列型の企業で売上を上げても評価につながらず、上司に評価制度の見直しを依頼しましたが、何も変わりませんでした。

今後は、より実績を重視する企業で、自分の力を最大限発揮したいと思い転職を決意しました。

貴社の、居住用マンションだけではなく、投資型マンションの販売や企業向けの土地活用など、幅広い業務を行っている点に大変魅力を感じています。

今までの経験をもとに、売上実績を上げ、貴社に貢献したいと考え志望いたしました。

 

ブランクからの再就職

 

保育士として7年勤めたあとに、結婚・出産のタイミングで前職を退職しました。

そのため、10年間のブランクがあります。

現在は、子育てが落ち着いたため、もう一度保育士として働きたいと思い志望いたしました。

前職での経験と一人の母としての経験をもとに、保護者目線で気配りができる保育士になりたいと考えています。

 

まとめ

 

本記事では、転職の志望動機・志望理由の書き方を解説しました。

志望動機・志望理由の書き方のポイントは、以下の通りです。

 

・転職理由と企業の魅力を関連させる

・オリジナルの内容を入れる

・自分の強みを入れる

・文章量は提出方法により調整する

 

本記事を参考に、オリジナルの志望動機・志望理由を考えれば、転職を有利に進められるでしょう。

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