建築人のキャリアや学生生活の悩み、相談にお答えしています。 就活や転職などで模索している中での不安を一緒に考えます。
2024.10.08
将来は地元で独立したい。それまでの就職先はどのように選べば良い? ~ 求職者からの質問にお答えします。(vol.9)~
【相談内容】
私は田舎出身ですが、上京し学校で設計を勉強しています。将来は地元で設計事務所を持ちたいと思っているのですが、事務所を持つまでは、建築的に以下のどちらが良いと思いますか? ①デザイン性の高い都内の事務所 ②土地環境の把握や人との繋がりを作るため地元の事務所
A-workerスタッフより
こんにちは。
建築設計者のための求人サイト「A-worker」運営スタッフの大塚です。
求職者様からの質問に回答するシリーズ、第9弾。
考えるべきなのは、「どんな設計者になりたいか」。
素敵な目標をお持ちですね!
まず「A-worker」に掲載されている設計事務所の6割は、東京を中心とした関東圏にあります。設計事務所の多くが東京に集中しているというのが現状です。けれども、関東以外の地方にも魅力的な事務所は存在するのは事実です。
質問者さんがおっしゃるように、都心部では大きいものから小さいものまで多くの種類の設計に携われ、建築業界間でのコミュニティも広いです。質問者さんが「どんな設計者になりたいか」によってキャリアプランは変わってくるのですが、一度は都心部で働いてみて人脈や実績を得たうえで、地元で設計を続けるというのは、ひとつポピュラーな選択肢だとは思います。
可能であれば、一度、双方のエリアのインターンに参加してみてはどうでしょうか。何事も、行ってみないと分からないことが多いです。質問者さんが「どんな設計者になりたいか」をリアルな現場に行ってみて考える。それによっておのずと選ぶ道も見えてくるのではないかなと思います。
これからもご自身の目標に向かって頑張ってくださいね。応援しています!